思い出のマーニー ネタバレと感想
http://marnie.jp/credit/index.html
ジブリ最新作「思い出のマーニー」,休暇を取って観てきました!(笑)
とても良い雰囲気の家が見れてうれしいです(何
続きはネタバレ注意です
※今回はまとめきれず4000字超えてます.長文注意です…
ストーリー
- 世界には目に見えない魔法の輪がある.輪の中に入れない主人公「杏奈」は,公園でスケッチ中喘息で倒れてしまう
- 杏奈は家で医者の診察を受ける.杏奈の保護者「頼子」は,杏奈の事を心配し,医者の勧めで杏奈を綺麗な空気のある親戚(大岩夫妻)の家に夏休みの間暮らすように言う
- 海辺の村についた杏奈は大岩さんにつれられて村の家に向かう.途中崖の上にあるサイロについて尋ねると,大岩さん曰くお化けが出るらしい
- 家についた杏奈は荷解きをする.そうすると中から大量の葉書が出てくる.頼子が杏奈に「日々あったことを書くように」とメモが入っていた
- さっそく葉書に到着した旨を書き郵便局へ向かう杏奈.途中「近道」を通り抜け郵便局へ向かう
- 郵便局で地元の子供が向かってきた.人とかかわることを好まない杏奈はあわてて移動すると大きな湿地帯にたどり着いた
- 湿地帯の反対側には大きな屋敷があった.何故か記憶にある杏奈はその屋敷へ沼地を歩いていく.屋敷の庭を歩くも,荒れ果ててだれも住んでない様子…
- いつの間にか寝ていた杏奈は目を覚ますとすでに満潮になり,沼地は水に覆われていた.帰れず困っていると地元の漁師さん「十一」があやつるボートが近くに.彼のボートに乗せてもらう.海の上を渡る途中,ふと屋敷を見ると一瞬家の中に光が見える…
- 家に帰りその話をすると,屋敷の名前が「沼っ地屋敷」であること,以前は外国の一家が暮らしていたが,今はだれも住んでないことを教えてもらう
- しかし杏奈が夜寝ていると,その屋敷の夢を見るようになる.その夢には必ず「金髪の女の子」が出てくるようになる
- ある日杏奈がスケッチをしに行こうとすると大岩さんに引き留められ,近くの家に連れて行かれる.その家にも子供がいて,翌日の七夕祭りに一緒に行かされることになる
- 七夕祭り当日,杏奈は浴衣を着せられ地元の子らと祭りに行く.乗り気ではない彼女に地元の子が色々と質問攻めにする.七夕の会場で短冊に杏奈はこんな夢を書く
普通に暮らせますように
- それを見た地元の子が質問すると,つい杏奈は「ふとっちょブタ」と呼んでしまう.起こった地元の子は杏奈に「普通…の意味が分かったわ.でもあなたは普通に生きられない.あなたはあなたの通りだもの」と言い返し,杏奈はその場から橋って逃げる
- 海辺の屋敷が見える場所にたどり着いた杏奈.ふと見るとボートが一艘あり,ろうそくが灯っていた.そのボートに乗り屋敷へ漕いで行くと途中でオールが動かなくなってしまう.あわてていると屋敷から金髪の女の子が
- 女の子にロープを投げるよう言われた杏奈はロープを女の子に投げる.女の子がロープをうまく使ってボートを止め,杏奈は陸に上がる
- 女の子に連れられて屋敷の裏庭に行くと屋敷には明かりが灯り,人が住んでいる様子.女の子と庭でお話をし,女の子がベッドに入る時間になってしまったのでボートで送ってもらうことに.
- 「あたしたちの事は秘密よ.永遠に.」
- 翌日満潮になると杏奈は海辺に向かう.するとマーニーがボートでやってきた.彼女はバスケットにジュースとビスケットを詰め,杏奈をピクニックに誘う
- ボートで入り江の奥に向かい,一軒佇む小屋の近くに船を止める
- そこでマーニーと杏奈は,お互いに毎晩3つの質問をしあう事を決める.マーニーは彼女に「おじさんたちはどんな人なのか」と言う質問をする.杏奈は大岩さんたちがどんな人なのかを思い出そうとすると,いつの間にかボートからマーニーがいなくなってしまう.大声でマーニーを呼ぶと屋敷の方から走ってきて,杏奈が突然いなくなるから探していたと言う.
- マーニーは杏奈にパーティに誘い,杏奈はマーニーと屋敷に向かう.屋敷ではマーニーの両親が帰ってきたお祝いのパーティが開かれ,杏奈はマーニーが「ばあや」のショールを無断で借用したものを着て屋敷に入る.屋敷に入ると「ばあや」がマーニーと杏奈を捕まえようとするが,マーニーが部屋に閉じ込めてしまう
- パーティでは杏奈はお花売りとして入り込む.マーニーの父親にお花を渡した後は部屋の隅で眺めていた.するとマーニーがだれか男の人とダンスをしているのを見て嫉妬する
- お酒を飲んで酔っ払った杏奈は屋敷の庭の机に突っ伏しているとマーニーが来る.マーニーに男の人とダンスしていたことを聞くと,「和彦」であることを教えてもらい,マーニーが杏奈をダンスに誘う.ダンスをしながらマーニーは杏奈に「私を探して」と言う
- その後杏奈は郵便局の脇で寝ているのを地元の人に発見され,大岩さんの家に運ばれる.
- 翌朝杏奈は自分の靴が片方ないことに気が付く.大岩さんに靴を借りて海辺に行くともう片方の靴が置いてあった.マーニーが届けてくれたと思い,潮が引いていたので屋敷まで歩いていくと,屋敷は荒れ果てたままだった
- 屋敷でマーニーを探すも途中で大雨が降ってきてしまった.杏奈はマーニーの事を思いつつ諦めて家に帰る
- 1週間後(?)海辺に行き,屋敷のスケッチをしていると画家の久子が話しかける.久子は杏奈に,屋敷が他の人の手に渡って外装工事を始めていることを聴き,あわてて屋敷に向かう
- 屋敷では工事が始まっていた.マーニーの部屋を見ているとそこから女の子が顔をだし,杏奈に「あなたがマーニー?」と問いかける
- 杏奈はその女の子「彩香」に連れられて家の中に入る,彩香は杏奈をマーニーであると勘違いし,家にあった「日記」を渡す
- 杏奈はマーニーは自分の妄想の産物であると彩香に話す.しかしなぜ日記に「マーニー」の名があるのか? 日記の途切れたページを彩香は探すことに.
- 杏奈は海辺でマーニーの絵を描きつつ,彼女は誰なのかを考えていると,そこにマーニーが現れた.マーニーは自分が描かれていることを喜び,杏奈を家に誘う.杏奈は逆にマーニーを誘うが屋敷から離れられないと言われ,マーニーの行きたいところにつきあうことに
- マーニーに連れられ,山でキノコの採集を行う.そこでマーニーは父親にキノコの事を教えてもらったこと,大量に持って帰って母親に驚かれたことを杏奈に話す.その話を聞いて杏奈はマーニーに羨ましいという
- 杏奈は「もらい子」で,自分一人置いてきぼりになったことをマーニーに話す.また保護者である頼子が政府から支援金を受け取っていることを隠していることを知っており,自分は頼子がお金が欲しいから引き取られたと考えていた
- それに対しマーニーは,自分の両親が基本家にいず,メイドに苛められてサイロに連れて行かれたことを話す.その話を聞いた杏奈は怒り,サイロに幽霊がいないことを確認しに行こうとマーニーを誘う
- 一緒にサイロに向かう途中,マーニーは杏奈を「和彦」と呼ぶ.その時ちょうど彩香が通りかかり,日記の続きが見つかったと言う.杏奈がそちらに気を取られているとマーニーが消えてしまう.杏奈はあわててサイロへ向かう
- サイロは不気味で,大きなネズミがいた.それに驚き音を立てると,上にマーニーの姿が見えた.杏奈がそこまで行くとマーニーはおびえきっており,「和彦」と話しかける
- 杏奈は「杏奈だよ」と言うとマーニーは抱き着き,大雨と雷におびえきってその場から動けない様子.杏奈は彼女を抱き寄せ,階段の隅で温めあう
- するとマーニーの元に和彦が来て一緒に出ていく夢を見る.ふと気が付いた杏奈は一人ぼっちで階段にいて,マーニーを探しつつ大雨の中サイロを出る
- 彩香はマーニーの日記で,マーニーがサイロで和彦に助け出されたという文を読み,杏奈がサイロにいるのではないかと考え,兄と共に向かう.すると道端に杏奈が高熱で倒れていて,彼女を大岩さんの家まで連れていくことに
- 杏奈は高熱が下がらず夢でうなされる.夢の中で杏奈は屋敷に向かい,マーニーに何故自分を置いて行ったのか,どうして裏切ったのかを問う.マーニーは杏奈にさよならしなければならない.許してほしいと言う.
- 「勿論よ.許してあげる! あなたが好きよ!マーニー!」
- 「決してあなたを忘れないわ!ずっと忘れないわ!永久に!」
- 熱の冷めた杏奈は彩香に日記の続きを見せてもらい,また同時に屋敷にあった「絵」を見せてもらう.絵の裏には久子の名が…
- 久子は海辺で今日も屋敷の絵をかいていた.久子にマーニーの事を聞くと彼女の人生を教えてもらえた…
- マーニーと久子は子供のころ仲が良く,久子はよくマーニーの家へ遊びに行っていた.マーニーは久子にパーティの事等いろいろと話をしていたが,家に親がおらず一人さびしい生活をしていた.マーニーは和彦と結婚し,絵美理という子をもうけるも和彦は病気で他界,マーニーも病気になり,絵美理は全寮制の学校へ入れざるを得なかった.絵美理は学校を卒業するころにはマーニーを母親として認めず家出をし,結婚し,子供を出産した.しかし事故で二人同時に他界し,マーニーは孫を育てるも病気で他界してしまった
- 夏休みの終わりが近づき,杏奈は実家に戻ることに.彩香は日記と絵を屋敷の元の場所に戻すことを杏奈に話し,杏奈はそうすることでマーニーが喜ぶだろうと十一のボートで話す.
- すると久子が村に到着した.杏奈は久子と共に大岩家に向かい,帰宅の準備をする
- すると久子は杏奈に,古いアルバムの整理中に出てきた一枚の写真を手渡す.その写真は杏奈を引き取る際,ずっと杏奈が握りしめていた写真で,沼っ地屋敷と,裏にメモが残っていた
私の大好きなお家
マーニー
- 杏奈は,マーニーの孫だったのだ
- 久子への挨拶や地元の子へ七夕の件の謝罪をし,杏奈は村を離れていった
感想
ジブリ史上まれにみるハグ率!(何
しかも女の子同士!(ぉぃ
ゆ…百合だああああああ!!!!(ぉぃ
杏奈の人間としての成長が良くわかる作品.初めは表情がなく,人との付き合いが苦手で,近年まれによくある「友達づきあいの分からない子供」がマーニーとの触れ合いを通じ,人間らしく人付き合いができるようになっていく…
…のはいいのだけれど,
おい,マーニーってつまり屋敷に取りついてるオバケじゃねぇか!!
見えちゃいけないものが見えてるのにそれを怖がらない杏奈,ちょっと凄いです()
最初マーニーは杏奈の持ってた人形が実体化したのかなぁと思ってたのですが,まさかの祖母.祖母と「好きよ!」と言い合える仲…^^;;
色々と考えさせられる映画ですが,そういう面でちょっと怖い映画でもありますね.
結論:百合+ホラー?(ぉぃ